アガサは子どもも読んで楽しい

自分がミステリーの本にハマったのは小学生低学年だったと思う。アガサクリスティーは早川文庫という赤い背表紙が有名だと思う。もはや、早川文庫=アガサクリスティーとして思うくらいに、小学生の自分は学校の図書室で借りまくって読んだ記憶がある。最初に借りた本はなんだったのか、、、、忘れた!のであるが『アクロイド殺し』か『オリエント急行の殺人』等の有名な作品だったと思う。学校の図書館で借りる前は、小学館から出ている分厚い小学生ご用達の本で名探偵ホームズや江戸川乱歩などは読んでいたし、テレビでは火曜サスペンスのドラマも大好きで再放送を夏休みの昼に見るのが楽しみだったので、推理ミステリーには耐性があったのだ。殺人事件の小説が小学生にはどう映るかなんて、大人になった自分にはもう思い出せないけど、自分は普通にミステリー好きの人間として大人になった。アガサクリスティーの小説には遺産相続で殺すし、結婚した相手が殺人者だったり、愛人が邪魔になって殺しとかありとあらゆる殺人のオンパレードで、毒薬についてもいくつも出てくるし今から考えるとよく理解できたな、子どもの自分!と思ったけども。でも、それ以上にどんでん返しの連続で面白い方が勝ったし、一度読むと次から次へと読みたくなるそんな魅力に取りつかれた幸運を手に入れてしまった。それは、大人になっても自分を励まし楽しませたし寂しさを無くさせた。(大事だ、孤独を埋めるアイテムは)
例えばだけど、今なら、漫画やアニメ、ゲームや恐ろしい動画サイトの方が刺激が強いと思う。それに比べたらアガサの本などかわいいもんである(たぶん)だから、面白い!と思ったらガンガンに読むべきなのだ!ポアロも面白いがミスマープル物は人生の教科書にもなる”おばあちゃんのおせっかいな知恵”的なものも感じられておすすめだ。